wpXSpeedからConoha VPS+KUSANAGIへ自力で移行してみた

wpXSpeedからConoha VPS+KUSANAGIへ自力で移行してみた

先日から実施している各社最速を謳うサーバー、本当に速いのがどこか実験。

3回目はConoha VPS+KUSANAGIです。1回目と2回目はこちらの記事からどうぞ

KUSANAGIはWordPress仮想マシンのことでWordPressサーバを通常の約10倍の速さにブーストさせるとのこと。世界最速級WordPress謳っています。

個人的に本命かな?と思っているこのサービスを今回実験してみました。

なお、実験に使ったのは1回目にwpXレンタルサーバーからのwpXSpeedへ移転したサイトです。

KUSANAGIとは

KUSANAGIって聞いたことがない方が多いと思います。

KUSANAGIとは公式サイトの説明を引用すると以下のような仕組みです。

超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」は、プライム・ストラテジーが開発・提供する世界最速クラスの仮想マシンイメージです。

ページキャッシュ利用時には1秒あたりの同時リクエスト数6万超を実現します。管理画面などページキャッシュ非使用時でもWordPressの実行時間3ミリ秒台、1秒あたりの同時リクエスト数1,000超を実現します。標準のLAMP環境と比べ、ページキャッシュ使用時には数千倍の高速化を実現します。ページキャッシュ非使用時でも10倍~15倍の高速化を実現します。

出所:プライム・ストラテジー社「KUSANAGIとは」より

簡単に言えばWordPressが速くなる仕組みってことです。

実際、KUSANAGIは多くの有名企業でも利用されています。

読売新聞東京本社、メルセデスベンツ・日本、野村證券、りそな銀行、マネーフォワード、Freee、サンリオ、松屋フーズ、ブリヂストン、ファミリーマート、セガホールディングス、日経CNBC、小学館、ジャパンダイムズ、サンケイリビング新聞社、扶桑社、国際基督教大学國學院大學、東京工科大学、金沢大学、昭和女子大学 ほか (順不同・敬称略)
出所:プライム・ストラテジー社「KUSANAGIとは」より
ただし、このKUSANAGIを導入するのには少し敷居が高いのも事実なんです。
前回まで紹介してきたようなエックスサーバーやwpXSpeedのようなレンタルサーバーでは導入できないんですよ。

今回はKUSANAGIが動作するというGMOが提供するConona VPSというサービスを利用して導入してみました。

wpXSpeedからConoha VPS+KUSANAGIへ移行手順

次にwpXSpeedからConoha VPS+KUSANAGIへ移行手順について見ていきましょう。

前回まで見てきたwpXSpeedへの移行と違ってかなり大変なんですよ。

私もよくわからなくなり何度かやり直しています。(簡単に一からやり直せるのがVPSのよいところ)

なお、移行にはUpdraftPlusというバックアッププラグインの有料版を利用しています。他にも All-in-One WP Migrationというプラグインも有名ですね。(こちらもデータが大きい場合有料)

移行の流れ

wpXSpeedへの移行と違いかなり手順が多いですから大きな流れをご紹介しましょう。

大きな流れとしては以下のとおりです。

1.UpdraftPlusで旧サーバーのバックアップを作る
2.Conona VPS会員登録
3.ConohaVPSでサーバー契約(イメージタイプ:かんたんKUSANAGI)
4.KUSANAGI初期設定
5.WordPressインストール
6.hostsファイル変更→ローカルで作業や確認が可能
7.新サーバーのWordPress管理画面からUpdraftPlusインストール
8.UpdraftPlusでサイト復元
9.DNS設定変更(ネームサーバー)
10.SSL化
11.セキュリティ対策(Rootユーザーログイン禁止、ポート変更、ファイアーウォール設定、WAF、IPS等の設定など)
12.URL正規化(http→https、wwwあり→wwwなし)
13.サイト・プラグイン微調整(パーミッションなど)

Conoha VPSではKUSANAGIを立ち上げるのがかなり簡単となるKUSANAGI maneagerなるサービスを提供しています。

そのため、Conoha VPSを使えば他のVPSを使うと結構大変そうな4のKUSANAGI初期設定はすんなりいくと思います。

5〜8もWordPressを普段触っている方ならそれほど難しくないと思います。

9はwpXSpeedなど他のレンタルサーバーへ移行する際と同じですから問題ないでしょう。

10のSSL化はConoha VPSではチェックするだけとかなり簡単です。

しかし、それ以降がハマってしまう人が多いかもしれません。

なお、セキュリティ対策等はWordPressインストールより先にやってもよいですがセキュリティを固めた後は作業が少し面倒になります。

11のセキュリティ対策と12のURL正規化あたりから映画などでハッカーが利用しているような黒い画面のコマンドプロンプトで作業をする必要があるんですよ。

コマンドプロンプト

こんな感じの画面ですね(笑)

慣れないとハマる部分もありけっこう大変なんですよ・・・

また、13はパーミッションの設定などが他のレンタルサーバーの標準のものと違うようで微調整しないと使えないプラグインが多いんです。また、サイトの設定も同様です。この辺りもある程度パーミッション等の変更とかを触っていない方には厳しいかな・・・

作業に掛かる時間

ちなみに上記の移行作業自体は慣れれば1時間程度あれば可能です。なお、サイトが完全に移行するのはDNSが浸透する数時間〜3日程度掛かります。

私も何度かやり直したのと途中マニュアルを作成したおかげで1時間あれば完成でできるようになりました。

一度セキュリティ対策など基本の設定さえしてしまえば、あとは新規サイトを追加したり、既存サイトを移行するだけなら10分もあれば可能かと思います。

設定代行業者を使うのも手

なお、KUSANAGIの設定はそれなりの知識がないと厳しい部分もあります。

そのため、上記の移行の流れに書いている言葉の意味がわからない方はConoha VPS+KUSANAGIはやめておいたほうが無難かもしれません。

そういう方でどうしてもKUSANAGIが使いたい方は設定代行業者を使うのも手でしょう。公式サービスは1サイト40万円、一般の業者だと金額はそれぞれですが、相場としては1サイト10万円程度ですね。

一般の業者を使う場合はどこまでやってくれるのかを確認するのがオススメです。

上記の流れでいうと9とか10までで終了の業者なんかもあります。

移行時の注意点

移行時の注意点はたくさんありますが、特にわかりにくかったのをご紹介しましょう。

公開鍵と秘密鍵

基本的にConohaVPSは公開鍵と秘密鍵でログインをするのですが、設定時には何度もエラーが出てちょっと迷いましたね。

うまく行かない場合はパーミッションなどを確認してみてください。

再起動を忘れるな

当たり前といえば当たり前なのですが何度かハマったのが再起動を忘れてしまうことです。

設定を変更したら再起動しないと反映されないことを覚えておきましょう。

ファイアーウォールを起動するときは注意

ファイアーウォールを起動すると余分なポートが防がれます。

そのため、起動するタイミングに気をつけましょう。

解説記事は書かれた時期に気をつけよう

ネットで探すとKUSANAGIやConoha VPSの設定記事はたくさん見つかります。

私もそれら記事を参考にしました。

しかし、中には今はちょっと違う記事(当時と変わっている)もあります。

そのため、そのとおりの操作をするとエラーになることも・・・

UpdraftPlusなどパーミッションを変更しないと動かないプラグインも

移行に使うUpdraftPlusはパーミッションを変更しないとそのままでは動かない(エラーが出る)のでお気をつけください。

他のプラグインもパーミッションがかなり厳しい設定になっていたり、ユーザーが違っていたりでそのままつかえないものもあります。

また。KUSANAGI maneagerで設定すると初期設定となるNginxというWEBサーバーソフトウェアだと設定を変えないと使えないものがいくつもありますので確認が必要です。

Conoha VPS(2GB)+KUSANAGIとwpXSpeedの速度比較

それではConoha VPS+KUSANAGIの実際の速度はどうだったのでしょうか?

wpXSpeedのw2(4円/時間)とConoha VPS+KUSANAGIの2GBプラン(2.5円/時間)での比較だとほぼ各スピードチェックでは互角でした。

体感もほとんど変わりませんがWordPressの管理画面はConoha VPS+KUSANAGIのほうがかなりサクサク動くような気がします。

プランの価格はwpXSpeedの方が高いですから健闘していると言ってもよいかもしれません。

なお、KUSANAGIの推奨スペックはメモリ4GBですので2GB のプランでは力を発揮できていないだけの可能性もあります。

一番アクセスの多いサイトを移したらConoha VPSの契約を4GBプラン(4.8円/時間)にする予定ですのでその結果についてはまた追記します。

追記:Conoha VPS(4GBプラン)へ変更による変化

一番アクセスの多いサイトをConohaVPSに移してみました。

合わせてConoha VPSのプランをKUSANAGIの推奨スペックである4GBプランにしてプラグイン等を調整。

その結果少し速度がアップしました。

また、各種指標も改善しています。

なお、元の速度等はこちらを御覧ください。

ちなみに一番アクセスの多いサイトの方はプラグインやテーマの機能が一部動いていないようで逆に遅くなっています。(これから改善します・・・)

グーグルスピード

グーグルスピードは以下の通り改善しました。

モバイル

モバイルの点数は以下のとおりです。

91点→98点

大幅改善しました。

また、ラボデータも速度インデックス0.2秒、初回入力遅延の最大推定時間10ミリ秒改善しました。

PC

PCの点数は以下のとおりです。

98点→100点
グーグルスピード100点

とうとう満点です。

ただラボデータ自体はほとんど変わっていませんね。

改善できる項目がなくなった感じです。ここまで来ると自己満足の世界です。

GTmetrix

老舗の速度チェックGTmetrixは以下のようになりました。

パフォーマンススコア

PageSpeed Score はB(81%)→A(95%)
YSow ScoreはB(81%)→A(92%)

肝心のロードタイムは変わりません。ただしGTmetrixは初期設定だとカナダのサーバーで時間を測っていますので参考程度です。

トータルページサイズ、リクエスト数は減ってます。

KUSANAGIの特徴であるキャッシュが効いているのでしょうかね。

Think with Google

グーグルのモバイルの実際の速度をテストするThink with Googleは以下のとおりです。

変わらず

Web担当者Forum版ページ速度分析ツール

最後は現在表示しているページの速度が確認できるツールのWeb担当者Forum版ページ速度分析ツールです。

Web担当者Forum版ページ速度分析は実際に掛かった時間を図りますのでそのときによって数字がかなり変わりますが、以下の通りでした。

210ミリ秒→152ミリ秒

それぞれ大きな変化ではありませんが少し改善している感じですね。

まとめ

元々かなり速いサイトがさらに速くなっていますのでKUSANAGIの効果は確かにあることがわかりました

ただし、4GBにすると今までよりも費用的にはだいぶ高くなっていますからそこをどう考えるかでしょう。

また、2020年初頭には「WEXAL® Page Speed Technology」というKUSANAGI上でさらにWEBサイトが高速表示が可能となる仕組みがConoha VPSで利用できるようになります。

こちらも開始したらその結果もまた追記しておきたいと思います。

なお、Conoha VPSは現在最大1ヶ月無料のキャンペーンを実施中です。

Conoha VPSは1時間単位の課金ですから使っていない時はサーバーを削除しておけば料金が掛からないんですよ。私も何度か消して立ち上げてを繰り返していますが、キャンペーンでもらえた700円分どころか100円も消費せずサーバー設定を終えることができました。

実験をしてみたいという方にも最適ですね。




最後まで読んでいただいてありがとうざいます。

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