吉本興業の問題

吉本興業の件は本質からズレまくっている。問題は切り分けて考えよう

吉本興業が大荒れの様相ですね。

この問題はもともとは反社会的集団との関係でタレントが週刊誌に取り上げられたことに端を発します。

しかし、雨上がり決死隊・宮迫博之氏やロンドンブーツ1号2号の田村亮氏の会見から風向きが大きく変わってしまいました。

今ではもともとの問題はほとんど報道されず、吉本興業のパワハラ体質などに焦点が当てられてしまっているのです。

リスクマネジメント専門家というとおこがましいですが、リスク管理の研修講師は何度もやらさせていただいた経験もありますので、その点も踏まえて今回の問題について見ていきます。

今回の吉本興業の件はどこに問題があるのか?

今回の吉本興業の件は問題がいくつかありそれらが同時に起こってしまっています。

そのため問題の本質が見えにくくなっているのでしょう。

そうなると本質が見えにくくなってしまうんですよね。

まずは問題を切り分ける必要があります。

今回の件の問題を切り分けるとだいたいこんな感じになります。

⑴芸人による闇営業問題
⑵芸人の反社会的勢力との繋がり問題
⑶芸人が世間や会社に嘘をついた問題
⑷吉本が芸人に会見をさせなかった問題
⑸その他吉本の体質の問題

現在はなぜか⑸のパワハラ体質の問題や報酬の取り分の問題、契約書がなく口約束である問題などが大きく取り上げられてそちらに話題が集中しています。

しかし、これって完全に問題の本質からはズレた話なんです。

おそらく吉本興業所属の芸人さんが今まで会社にかなり不満を持ってらっしゃったのでしょうね。。。ここぞとばかりに色々出てきています。

それぞれ順番に見て見ましょう。


芸人による闇営業問題

まずは芸人による闇営業の問題です。

これは簡単に言えば吉本興業を通さずに仕事をもらっているという話です。

しかし、吉本興業と芸人さんとの間では雇用契約書が結ばれているわけではありません

また、最低保証があるわけでもありません

あくまでも芸人さんは個人事業主であり、吉本興業は仕事を出す側なだけです。

芸人さんは吉本興業の下請けに過ぎないのです。

契約書もありませんから専属契約を結んでいるわけでもないでしょう。

つまり、闇営業でもなんでもなく仕事を自ら取ってきてやっているだけですからなんの問題もないのでは・・・と考えます。

芸能界の慣習的なものはあるのでしょうけどね。

ただし、大きな問題もあります。

税金の問題

それは税金の問題です。

今回、問題が発生した芸人さんたちは皆、修正申告をしたとのこと。

つまり、闇営業で得た所得は申告していなかったことになります。

脱税ですね。

バレないと思ったのかもしれません。

後述する反社会的勢力との繋がり問題にも繋がりますが、ちゃんとした会社は証拠が残る形でしかお金は出しませんからね・・

この時点で怪しいと思われても仕方ない所です

今回1回だけの話なら修正申告で済むのでしょうが、本当にそれだけなのでしょうか?

ちょっと気になる所ですね・・・

また、宮迫氏はお金もらったけど打ち上げ代にそのまま回したから問題ないと思った、でもおつりもらってしまっていたというようなことを言っていましたが、お釣りもらったからどうかとかはまったく関係ありません

総額主義の原則と言って費用と収益を総額で示さず相殺して利益だけを表示するのはダメよというルールもあるんですよ。

つまり、売上分と経費分は分けて考える必要がありますからもらった100万円をどのように使おうが売上に計上すべきでした。

芸人の反社会的勢力との繋がり問題

次は芸人の反社会的勢力との繋がり問題です。

これは反社と知っていたのか、知らなかったのか、単発なのか、継続した付き合いなのかによって大きく変わってくるでしょう。

本当に知らずに寄ってこられてしまった。

その時だけというだけならば誰でもある話ですし、外からはなかなか見分けつかない方も多いです。

ですからそこまで責められないでしょう。

しかし、知ってて継続的に付き合っていたとしたら大きな問題ですね。

雨上がり決死隊・宮迫博之氏やロンドンブーツ1号2号の田村亮氏の会見でこの辺りをちゃんと突っ込む質問者がいなかったのが残念です。

芸人が世間や会社に嘘をついた問題

次は芸人が世間や会社に嘘をついた問題です。

これは吉本興業側からすると問題外のレベルの話です。

リスク管理上、一番初動で大事なのは現状把握です。

その現状把握が芸人さんが嘘をついてしまっていたため間違えてしまっていたのです。

そのため吉本興業側が対処を間違えてしまっても仕方ない話だと言える部分ですね・・・

ここが今回ここまで問題が大きくなってしまった一番の点でしょう。

吉本が芸人に会見をさせなかった問題

次は吉本が芸人に会見をさせなかった問題です。

世間的にはここもそれなりに話題となっている部分です。

ただし、私の意見としてはこの部分の吉本興業側の対応は大きく間違えているとは思いません

何故ならば前述のように芸人さんがすでに嘘をついてしまっているためです。

そのような状況で会見をさせてしまうとさらに自体が悪化してしまう可能性があるのです。

例えば会見をしてまた、嘘や誤魔化しをしてしまい、後から週刊誌などでそれが嘘だと判明すればさらに問題が大きくなり取り返しがつかないことになりますからね。

実際、ベッ○ーさんの会見でも同様のことが起こりました。

ですから吉本興業側は会見を静観したのだと思われます。

そのため吉本興業の対応としてそこまでおかしいとか感じません。

洗いざらい本当に話せると嘘はないと確信がもてるまでは会見させないのが正解なんです。

芸人さんとのやりとりや発言等やり方には問題あったと思いますが。。。

その他吉本の体質の問題

最後はその他の吉本興業の体質的な問題です。

今一番注目されているのはここですね。

ですがここは完全に今回の問題と切り離して考えるべき話ではあります。

本質からはズレてしまっています。

ですが確かに大きな問題があります。

まず、会社と芸人さんとの関係です。

会社と芸人さんの間にはたしかに雇用関係は存在しないかもしれません。

雇用契約ならば労働条件の通知が必要ですしね。

業務委託や請負契約と考えられます。

しかし、指揮命令系統はある感じですね。

この場合、偽装請負と取られかねません。

そうでなくても下請け法の問題になります。

まず、吉本興業と芸人さんの関係は前述のように個人事業主と仕事出す側だと思われます。

つまり、下請け関係です。

下請けはどうしても弱い力関係となってしまいますからね。

パワハラの件もここに集約されるでしょう。

また、報道によると吉本興業では契約書がなく口約束のみだそうです。

しかし、下請け法では書面の交付義務があるのでちゃんと内容を明確にしてあげる必要があります。

また、報酬についてもちゃんとした取り決めもできていないようですね。

この点も同様です。

どちらにしても下請け法を考えるとこの辺りは是正する必要がある可能性が高そうですね。

まとめ

今回は「吉本興業の件は本質からズレまくっている。問題は切り分けて考えよう」と題して吉本興業で騒ぎになっている件を見てきました。

今回の問題の本質は

芸人さんが嘘をついてしまったこと
芸人さんが反社とつきあい
芸人さんの脱税問題
この3つですね。
まずはここに対処する、調査することが大事だと思うのですが・・・
今回の件で露呈してきた吉本興業の体質問題ももちろん改善する必要はあるのでしょうが分けて考えるべきです。

最後まで読んでいただいてありがとうざいます。

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