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リースか購入か?それともレンタル?

よくいただく質問に買った方が得なのか?

それともリースが得なのか?

というのがあります。

実はこれには正解がありません。ケースバイケースなのです。

経費削減以外の要素も絡んできます。

順番に解説していきます。

まず経費面から見ていきます。



購入の場合

購入の場合、出て行ったお金がそのまま経費となるわけではありません。

その物が使える予定の期間に分けて経費計上していきます。

それが減価償却費といわれるものです。

減価償却費の計算方法はいろいろありますが一般的な定率法という方法で説明をしますと

一年目たくさん減価償却費がかかります。

二年目以降は減価償却費の計上される金額は大きく減り徐々に減っていきます。

リースの場合

毎月に払う金額は一般的に同額でそのまま経費となります。

5年リースなら同金額ずつ5年間経費計上される形となります。

次に法人税のことを考えなくてはなりません。

法人税は利益にたいして掛かってきますので一年目たくさん利益が出そうなら

購入で減価償却費を計上した方がリースをする場合よりも安くなります。

二年目以降のことを考えるとリースの方が法人税が安くなる可能性が高そうです。

次にお金の面です(キャッシュフロー)

購入の場合、初回にすべて買ってれば1年目のみお金がかかります。

(分割払いの場合もあります)

お金を借り入れて購入する場合その利息分も考えなければなりません。

リースの場合、期間に案分されて支払う形になります。

※リースは支払い総額に支払利息の分もふくまれて計算されています。

次に手間の面

購入の場合、減価償却資産として計上しなければなりません。

経理担当者からすると結構手間です。償却資産税という項目にも影響があります。

リースは初回の契約がちょっと手間なだけであとはリース会社任せで楽です。

次にリースの場合は期限があることに注意ください。

たとえば5年リースなら5年過ぎた際に

再リース契約もしくは返却しなければなりません。

このようにたくさんの要素が絡んできますので

それぞれの金額のみで判断するのではなく多面的に考える必要があります。

最後にレンタルですが、こちらはリースと違い

短期間の利用の場合、お得となります。

数回使うだけのものなどは購入やリースではなく

レンタルという手も覚えておきましょう。